隣の席
道路を走る車の音が聴こえる。

うー。「じゅうじつってどう書くの?」なんて誰にも聞けそうにないよ。
昨日までわかってたのに…完全にど忘れしてしまった。
簡単な漢字だったはずなのに…ど忘れするとか自分の馬鹿さに怒りが湧いてくる。

もーいいや。この静かすぎる空間で、隣の人に喋りかける勇気なんて私にはない。
だからもうとりあえずひらがな書いとこ。
そして後で自分で調べよう。
なんかすごくモヤモヤするけどしょうがない。

私の学校生活はじゅうじつしていて…

私が諦めてひらがなで書き始めると、隣の席の柚月君が私の作文用紙の端に何かを書き出した。
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