A Z T E C | 年上ドクターの甘い診察
「つらくても、ずっと我慢してたでしょ?それも、小さい頃からずっと」
不意に耳元で囁かれた、
先生の落ち着いた優しい声。
いつもと違うちょっと低い声に、
胸がドキッとする。
何も言えずに泣いている杏を
ハグしたまま頭を撫でてくれる。
先生の言う通り、
杏は自分の弱さを見せないように、
ずっと一人で耐えて我慢してきた。
それはもう、杏が生きていく上では、
あたり前になっていた。