ラヴシークレットルーム Ⅰ お医者さんとの不器用な恋




「だから、これからも俺とずっと・・・・」

『・・・・・・ずっと?』

「・・・・ずっと一緒に居て欲しい。」


彼が紡いだ本当の気持ち

それは

私の本当の気持ちと重なる


でも、こんな自分でもいいのかな?と思った私の目の中に入ったもの
・・・・完成形になった空色のパズル

父が作ってくれたそのパズルが
こんな私でもいいんだと認めてくれているみたいで


『・・・・・私も・・・私もずっと一緒にいたい。』


お互いの本当の気持ちを最優先したい
そう思えたんだ


「ゴメンな・・・・兄妹だったなんて嘘をついてた形になってしまってな・・・」

微笑みながらも申し訳なさそうな顔でそう声をかけてくれた彼。


でも私、知ってる
嘘は許されないものばかりじゃなくて
時には大切な人を守り抜くためにつく嘘もあるってことを・・・


それは福本さんから受けた影響だけどね
きっとお兄ちゃんも、そういう嘘をついてくれたんだよね?


『でも、私にとって、幸せな嘘だったの・・・・』

「幸せな嘘・・・・本当にそう思えるのか?」

『そう。幸せな嘘・・・ホントだよ。』


だからもうそんな申し訳なさそうな顔しないで


私は
あなたに救われて
あなたに支えられて
今の自分がある

だからもうそんな顔しないで・・・



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