一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》

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「あの、、柏木さん!今お時間大丈夫ですか?!」

「え!?私ですか!?!?大丈夫ですけど、、どのようなご用件でしょうか、、?」

「自分は企画課の串田といいます。庶務課に行く度に綺麗な人がいるなって気になっていて、、それで噂を聞いて直接本人に確かめたくてっ、、!しゃ、社内に付き合っている男がいるというのは本当ですか?!?!」











昼の休憩が終わり、真由ちゃんと談笑しながら部署へと戻っていると見知らぬ男性から唐突に声を掛けられた。

今月になってこれで何度目だろうかと苦笑いを浮かべる。






以前はこんな事なくて、こういう事を聞かれるのは決まって真由ちゃんだったのに何故こうなったのだろうと頭を抱える。



それでも見知らぬ相手だったとしても、真実を伝える。














「、、本当です。」

「そっかぁ〜、、そうですよね、、、。これだけ綺麗な人だからフリーな訳はないと思ってはいたんですけど、、あ!でも結婚してる訳じゃないんですよね!?じゃあまだチャンスはあるって事ですよね!?!?」

「え!?結婚は、、してませんが、、その、、、彼以外考えられないので、、。」

「今はそうかもしれませんけど!男女の仲なんて何があるかなんて分からないんですから!!そんな視野を狭めたら勿体ないですよ!?だからっ、、!!!」


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