2度目の初恋
公平くんが倒れて1週間。


やっと退院する。


わたしは毎日見舞いに行った。


玲那や颯汰くんと一緒に行ったりした。


玲那は、「こんな私だけど頼っていいんだよ!!」と少し切れ気味って言ってたけど、玲那からの友情から出た言葉で、めっちゃ嬉しかった。


公平くんも「ありがとうな!!!」と笑いながら答えていた。


公平くんはこれから週1回で通院をすることになった。


公平くんのお母さんは公平くんが入院している間、ずっと東京にいたけど、退院したから新幹線で青森に帰るらしい。


最後に、「美羽ちゃん、なんかあったらすぐ連絡してね、ほんとありがとう。」


と言って、公平くんとわたしは病院から家に帰った。


久しぶりに入る公平くんのマンション。


1回わたしが入って掃除をしたから部屋は綺麗になっている。


「あーーー久しぶりの家だわ。」


「そーだね、まだ昼だねなにしようか?」


「ずっと病院にいて、退屈だったし、出かけたいな。」


「そうだね、まだ行ったことがないショッピングモールに行って、秋服買おうかな、もう10月だし!」


「おう、そうしよう!」


そうして、わたしと公平くんは、ショッピングモールに行って、秋服をたくさん買ったり、映画を見たり、退院祝いでステーキを食べた。


公平くんがずっと笑っていて、わたしはすごく幸せだった。


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