【女の事件】とし子の悲劇～２・５世帯のなみだ
第９話
９月１日に発生したレイプ殺人事件で動きがあった。
９月３日頃、５人の容疑者の男のグループのうち、４人の男が家族や職場の上司に付き添われて警察署に出頭した。
その直後になっても彼らはケーサツに逮捕された。
しかし、リーダーの男は身元が不明であった。
そのため、先に逮捕した４人の男から取り調べを始めた。
４人の容疑者の男たちは、ケーサツの取り調べに対して事件を起こしたことを認めた。
彼らは『誰でもいいから犯したかった…』とキョウジュツした。
女性職員さんは、行き渡りばったりで連れ去られたと言うことだ。
４人の彼らは、身元がばれたら恐いので武方さん方の運送会社の従業員さんたちの犯行にするために工作したと言う。
取り調べ開始から数分後に、彼らのひとりがリーダーの男のことを知っていると言うた。
ケーサツは、リーダーの男（暴力団関係者）とリーダーの男に指示した組長の男と構成員の男20人を全国に特別手配した。
亡くなった女性は、組長の情婦であった。
組長の男は、信金の支店長と交友関係があった。
さわぎがさらに拡大した。
その一方で、武方さんが経営している会社では例のレイプ殺人事件が原因できわめて危機的な状況におちいった。
この時、武方さんは従業員さんたちの雇用保険と退職金の申請書を破棄した。
武方さんが我に返った時、取り返しのつかない事態におちいった。
６人の従業員さんたちは、雇用保険の証書が武方さんによって破棄されたことに激しい怒りを抱いた。
武方さんは次の委託先を探したけど、レイプ殺人事件の影響で、次々と断られた。
そんな時、深刻な事件が９月６日の夕方頃に、香川県綾川町で発生した。
現場は、ことでん滝宮駅の近くにあるイオンモールの付近にある家電量販店のイベント広場で発生した。
この日、香川県を中心に活動している女性ヴォーカルグループの新曲キャンペーンのイベントが開催されてた。
握手の時にノコギリを持った男が乱入して、女性のメンバー二人がケガを負った。
男は、スタッフさんたちに取り押さえられたあと、ケーサツに逮捕された。
負傷をしたメンバーふたりは軽傷で生命に別状はなかった。
香川県警に逮捕されたノコギリ男は、武方さんの会社をクビにされた従業員さんであった。
容疑者の男は、自暴自棄におちいったので、気持ちが不安定であった。
さらに、同じ日の夜に深刻な事件が発生した。
武方さんに解雇された従業員さんたち５人が今治市内の酒場街で乱闘事件を起こしてケーサツに逮捕された。
ニュースを聞いた武方さんは、大パニックを起こした。
武方さんは、義兄だけは残ってほしいと思って、義兄に会いに行った。
しかし、義兄から『帰れ!!』と言われて追い出された。
武方さんは、先にやめた13人の従業員さんたちに会って、復職してほしいと頭を下げて説得した。
しかし、13人の従業員さんたちは『ふざけるな!!』と激怒した。
武方さんは、13人の従業員さんたちから集団リンチを喰らった。
従業員さんたちを引き止めに失敗した武方さんは、裁判所に破産の手続きを申請することにした。
９月８日のことであった。
アタシは、空いている時間を利用して周桑病院へ行った。
ところ変わって、義母が入院している病室にて…
この時、義母は激しくやせ細っていた。
病状が悪化したようだ。
担当の医師の話によると、義母は９月７日頃に血圧の最大値が一時40以下にまで低下をしていたと言うた。
もう、そんなところまで病気が進行している…
それなのに、義弟は女と一緒に行方不明…
あいつもあいつで、やくざの愛人の女を連れて行方不明…
キッチンドリンカーにおちいった義父は、心身ともにボロボロになった。
さらにその上に、よくない知らせが入った。
義父が保証人になっていた義父の友人の借金免除の申請が脚下された。
結局、免除をもらうことができなかった。
９月９日のことであった。
松山から裁判所の執行官６人が、あいつの家にやって来た。
裁判所の執行官が家にやって来た…
…と言うことは、借金の担保として家と土地を強制的に差し押さえると言うことである。
この時、義父が金属バットをふりまわして６人の執行官に対して『帰れ!!ここはワシの家だ!!』と言うて暴れ回った。
６人の執行官は『また出直します!!』と言うてスゴスゴと帰った。
義父は、高笑いの声をあげて『裁判所がなんじゃあ…来てみるなら来てみろ。』とかちほこった。
しかし、近所の住民のみなさまはヒソヒソ声で『雄一郎さんのお父さまは何を考えているのだろう…頭がクルクルパーになっとんとちゃうで？』と話した。
そして、９月18日…
病院から義母の容態が悪化したので来てくださいと言う知らせをデリヘル店の店長さんから受け取った。
デリヘル店の仕事を終えたアタシは、バスを乗り継いで周桑病院へ向かった。
新居浜を出発してから３時間後のことであった。
ところ変わって、周桑病院にて…
アタシが着いた時、義母はきわめて危ない状態におちいった。
義母は、朝６時53分頃に容態が急変した…
義母の病室には、病室には義母と義兄と武方さんが数人の医師と看護師さんたちが一緒にいた。
アタシは、義母がいる階のひとつ手前で引き返して病院を出た。
アタシは、義母の最期をみとらずに新居浜へ引き返した。
アタシは、あいつの家と絶縁したから関係ないわよ…
それなのに、義母の最期をみとれなんてムジュンしてるわよ…
ところ変わって、病室にて…
義兄は、悲しげな声で義母を呼んでいた。
「お母ちゃん…」
「けっ…桂一郎…ごめんね…おかーさんとおとーさんが待てばお嫁さんが来ると言い続けていたばかりに…武方さん…雄一郎は…としこさんと離婚させるから…ごめんね…お嫁さんほしかったのね…ごめんね…」
「フザケルなよ!!オレに待っと言うのは、としこさんしかいないと言うことか!?フザケルな!!」
「桂一郎さん、落ち着いてくれ!!頼む!!」
「フザケルな!!オンボロ経営者!!」
義兄の言葉に対して、武方さんは土下座して泣きながら義兄に許しを乞いをした。
「許してくれ!!私が桂一郎さんの結婚を止めたのは…恋人さんにふられた時に傷ついたらかわいそうだと思って止めたのだよ!!桂一郎さんにはたくさん仕事を覚えてほしかったし…お嫁さんのことについては雄一郎さんに万が一が発生した時にとしこさんと再婚できるようにと…おとーさんとおかーさんと約束をしたのだよ!!分かってくれ!!この通りだ!!」
「いいや!!許さない!!」
「許してくれ!!」
「フザケルな!!」
(ガシャーン!!)
義兄は、よりし烈な力で武方さんに殴るけるの暴行を加えた。
その頃、アタシは新居浜駅行きのせとうちバスにいた。
アタシは、窓にうつる風景をながめながらこうつぶやいた。
冗談じゃないわよ!!
あいつのシングルのきょうだいたちにたらい回しにされるのなんてごめんだわ!!
あいつらの家のモンは、一生うらみ通してやる!!
アタシは、あいつと離婚した後はキャリアが全ての人生で生きて行くと決意した。
義母は、朝10時過ぎに心不全で亡くなった。
この時、病室はきわめて危険な状態であった。
義兄は、武方さんをボコボコに殴り付けたあと、義母の遺体にナイフでズタズタに切り裂いた。
そして、病院を飛び出して行方不明になった。
その日の夜のことであった。
武方さんが、デリヘル店の女の子の待機部屋へ土足で上がり込んだ。
武方さんは、アタシにあいつの家に帰ってきてほしい、あいつの両親の願いをかなえてほしいと言うた。
アタシは、メイクをしながら武方さんに言うた。
「あのね、アタシはあいつの家とはとっくにリエンしたのよ!!あいつの家とリエンしたあとは、女ひとりで生きて行くと決意したから…」
「とし子さん、それでは困ります…」
「あんたね、帰んなさいよ!!」
「帰れって…」
「女の子の待機部屋に土足で上がり込むなんて、サイテーよ!!」
アタシは、よりし烈な怒りを込めて武方さんに言うた。
「アタシは!!クソッタレのきょうだいたちにたらい回しにされるのはゴメンだわ!!」
「としこさん、怒る気持ちもわかるけど、桂一郎さんのお母さまが悪かったとあやまっていたのだよぉ…桂一郎さんのお母さまは、天国へ行ってもつぐなうと言ってるのだよ。」
「はぐいたらしいわねあんたは!!アタシがクソッタレのシングルのきょうだいと再婚しないと困る理由は何だと言いたいの!?」
「お願いです…としこさんこの通りですから、あんまり怒らないで下さい…雄一郎さんのご両親は…」
「あんたの泣き言は聞きたくないわよ!!義父母が自分の息子たちの結婚に無関心を通し続けた結果、義兄にお嫁さんが来なかったのよ!!それが分かっていないわね!!」
「としこさん、桂一郎さんの再就職のお世話をします…桂一郎さんが結婚できるように段取りを整えます…としこさん、お願いです!!」
「イヤ!!ことわるわ!!」
「とし子さん…」
「お願いです…としこさんが桂一郎さんとの再婚をショウダクして下さい!!」
アタシは、するどい目つきで武方さんに言うた。
「そんなに義兄が結婚したいというのであれば、あいつに女を取られた組長の娘にしなさいよ…」
「それはダメだ!!」
「アタシとあいつを結ばせたのはあんたでしょ…あいつの犯したあやまちは、仲人であるあんたがオトシマエつけるのよ…今すぐに組長のとこへ行きなさいよ…組長の前で指つめるなりしてわび入れなさいよ…アタシは予約のお客様がたくさんはいっているから…帰んなさいよ!!」
アタシは、冷めた声で武方さんに言うたあと待機部屋から出ていった。
武方さんは、やりきれない表情でぼうぜんとたたずんだ。
クソッタレのシングルのきょうだいにたらい回しにされるくらいなら、女ひとりで生きて行く方が気楽でいいわ…
アタシは、キャリアが全てで生きて行くと決意した。
９月３日頃、５人の容疑者の男のグループのうち、４人の男が家族や職場の上司に付き添われて警察署に出頭した。
その直後になっても彼らはケーサツに逮捕された。
しかし、リーダーの男は身元が不明であった。
そのため、先に逮捕した４人の男から取り調べを始めた。
４人の容疑者の男たちは、ケーサツの取り調べに対して事件を起こしたことを認めた。
彼らは『誰でもいいから犯したかった…』とキョウジュツした。
女性職員さんは、行き渡りばったりで連れ去られたと言うことだ。
４人の彼らは、身元がばれたら恐いので武方さん方の運送会社の従業員さんたちの犯行にするために工作したと言う。
取り調べ開始から数分後に、彼らのひとりがリーダーの男のことを知っていると言うた。
ケーサツは、リーダーの男（暴力団関係者）とリーダーの男に指示した組長の男と構成員の男20人を全国に特別手配した。
亡くなった女性は、組長の情婦であった。
組長の男は、信金の支店長と交友関係があった。
さわぎがさらに拡大した。
その一方で、武方さんが経営している会社では例のレイプ殺人事件が原因できわめて危機的な状況におちいった。
この時、武方さんは従業員さんたちの雇用保険と退職金の申請書を破棄した。
武方さんが我に返った時、取り返しのつかない事態におちいった。
６人の従業員さんたちは、雇用保険の証書が武方さんによって破棄されたことに激しい怒りを抱いた。
武方さんは次の委託先を探したけど、レイプ殺人事件の影響で、次々と断られた。
そんな時、深刻な事件が９月６日の夕方頃に、香川県綾川町で発生した。
現場は、ことでん滝宮駅の近くにあるイオンモールの付近にある家電量販店のイベント広場で発生した。
この日、香川県を中心に活動している女性ヴォーカルグループの新曲キャンペーンのイベントが開催されてた。
握手の時にノコギリを持った男が乱入して、女性のメンバー二人がケガを負った。
男は、スタッフさんたちに取り押さえられたあと、ケーサツに逮捕された。
負傷をしたメンバーふたりは軽傷で生命に別状はなかった。
香川県警に逮捕されたノコギリ男は、武方さんの会社をクビにされた従業員さんであった。
容疑者の男は、自暴自棄におちいったので、気持ちが不安定であった。
さらに、同じ日の夜に深刻な事件が発生した。
武方さんに解雇された従業員さんたち５人が今治市内の酒場街で乱闘事件を起こしてケーサツに逮捕された。
ニュースを聞いた武方さんは、大パニックを起こした。
武方さんは、義兄だけは残ってほしいと思って、義兄に会いに行った。
しかし、義兄から『帰れ!!』と言われて追い出された。
武方さんは、先にやめた13人の従業員さんたちに会って、復職してほしいと頭を下げて説得した。
しかし、13人の従業員さんたちは『ふざけるな!!』と激怒した。
武方さんは、13人の従業員さんたちから集団リンチを喰らった。
従業員さんたちを引き止めに失敗した武方さんは、裁判所に破産の手続きを申請することにした。
９月８日のことであった。
アタシは、空いている時間を利用して周桑病院へ行った。
ところ変わって、義母が入院している病室にて…
この時、義母は激しくやせ細っていた。
病状が悪化したようだ。
担当の医師の話によると、義母は９月７日頃に血圧の最大値が一時40以下にまで低下をしていたと言うた。
もう、そんなところまで病気が進行している…
それなのに、義弟は女と一緒に行方不明…
あいつもあいつで、やくざの愛人の女を連れて行方不明…
キッチンドリンカーにおちいった義父は、心身ともにボロボロになった。
さらにその上に、よくない知らせが入った。
義父が保証人になっていた義父の友人の借金免除の申請が脚下された。
結局、免除をもらうことができなかった。
９月９日のことであった。
松山から裁判所の執行官６人が、あいつの家にやって来た。
裁判所の執行官が家にやって来た…
…と言うことは、借金の担保として家と土地を強制的に差し押さえると言うことである。
この時、義父が金属バットをふりまわして６人の執行官に対して『帰れ!!ここはワシの家だ!!』と言うて暴れ回った。
６人の執行官は『また出直します!!』と言うてスゴスゴと帰った。
義父は、高笑いの声をあげて『裁判所がなんじゃあ…来てみるなら来てみろ。』とかちほこった。
しかし、近所の住民のみなさまはヒソヒソ声で『雄一郎さんのお父さまは何を考えているのだろう…頭がクルクルパーになっとんとちゃうで？』と話した。
そして、９月18日…
病院から義母の容態が悪化したので来てくださいと言う知らせをデリヘル店の店長さんから受け取った。
デリヘル店の仕事を終えたアタシは、バスを乗り継いで周桑病院へ向かった。
新居浜を出発してから３時間後のことであった。
ところ変わって、周桑病院にて…
アタシが着いた時、義母はきわめて危ない状態におちいった。
義母は、朝６時53分頃に容態が急変した…
義母の病室には、病室には義母と義兄と武方さんが数人の医師と看護師さんたちが一緒にいた。
アタシは、義母がいる階のひとつ手前で引き返して病院を出た。
アタシは、義母の最期をみとらずに新居浜へ引き返した。
アタシは、あいつの家と絶縁したから関係ないわよ…
それなのに、義母の最期をみとれなんてムジュンしてるわよ…
ところ変わって、病室にて…
義兄は、悲しげな声で義母を呼んでいた。
「お母ちゃん…」
「けっ…桂一郎…ごめんね…おかーさんとおとーさんが待てばお嫁さんが来ると言い続けていたばかりに…武方さん…雄一郎は…としこさんと離婚させるから…ごめんね…お嫁さんほしかったのね…ごめんね…」
「フザケルなよ!!オレに待っと言うのは、としこさんしかいないと言うことか!?フザケルな!!」
「桂一郎さん、落ち着いてくれ!!頼む!!」
「フザケルな!!オンボロ経営者!!」
義兄の言葉に対して、武方さんは土下座して泣きながら義兄に許しを乞いをした。
「許してくれ!!私が桂一郎さんの結婚を止めたのは…恋人さんにふられた時に傷ついたらかわいそうだと思って止めたのだよ!!桂一郎さんにはたくさん仕事を覚えてほしかったし…お嫁さんのことについては雄一郎さんに万が一が発生した時にとしこさんと再婚できるようにと…おとーさんとおかーさんと約束をしたのだよ!!分かってくれ!!この通りだ!!」
「いいや!!許さない!!」
「許してくれ!!」
「フザケルな!!」
(ガシャーン!!)
義兄は、よりし烈な力で武方さんに殴るけるの暴行を加えた。
その頃、アタシは新居浜駅行きのせとうちバスにいた。
アタシは、窓にうつる風景をながめながらこうつぶやいた。
冗談じゃないわよ!!
あいつのシングルのきょうだいたちにたらい回しにされるのなんてごめんだわ!!
あいつらの家のモンは、一生うらみ通してやる!!
アタシは、あいつと離婚した後はキャリアが全ての人生で生きて行くと決意した。
義母は、朝10時過ぎに心不全で亡くなった。
この時、病室はきわめて危険な状態であった。
義兄は、武方さんをボコボコに殴り付けたあと、義母の遺体にナイフでズタズタに切り裂いた。
そして、病院を飛び出して行方不明になった。
その日の夜のことであった。
武方さんが、デリヘル店の女の子の待機部屋へ土足で上がり込んだ。
武方さんは、アタシにあいつの家に帰ってきてほしい、あいつの両親の願いをかなえてほしいと言うた。
アタシは、メイクをしながら武方さんに言うた。
「あのね、アタシはあいつの家とはとっくにリエンしたのよ!!あいつの家とリエンしたあとは、女ひとりで生きて行くと決意したから…」
「とし子さん、それでは困ります…」
「あんたね、帰んなさいよ!!」
「帰れって…」
「女の子の待機部屋に土足で上がり込むなんて、サイテーよ!!」
アタシは、よりし烈な怒りを込めて武方さんに言うた。
「アタシは!!クソッタレのきょうだいたちにたらい回しにされるのはゴメンだわ!!」
「としこさん、怒る気持ちもわかるけど、桂一郎さんのお母さまが悪かったとあやまっていたのだよぉ…桂一郎さんのお母さまは、天国へ行ってもつぐなうと言ってるのだよ。」
「はぐいたらしいわねあんたは!!アタシがクソッタレのシングルのきょうだいと再婚しないと困る理由は何だと言いたいの!?」
「お願いです…としこさんこの通りですから、あんまり怒らないで下さい…雄一郎さんのご両親は…」
「あんたの泣き言は聞きたくないわよ!!義父母が自分の息子たちの結婚に無関心を通し続けた結果、義兄にお嫁さんが来なかったのよ!!それが分かっていないわね!!」
「としこさん、桂一郎さんの再就職のお世話をします…桂一郎さんが結婚できるように段取りを整えます…としこさん、お願いです!!」
「イヤ!!ことわるわ!!」
「とし子さん…」
「お願いです…としこさんが桂一郎さんとの再婚をショウダクして下さい!!」
アタシは、するどい目つきで武方さんに言うた。
「そんなに義兄が結婚したいというのであれば、あいつに女を取られた組長の娘にしなさいよ…」
「それはダメだ!!」
「アタシとあいつを結ばせたのはあんたでしょ…あいつの犯したあやまちは、仲人であるあんたがオトシマエつけるのよ…今すぐに組長のとこへ行きなさいよ…組長の前で指つめるなりしてわび入れなさいよ…アタシは予約のお客様がたくさんはいっているから…帰んなさいよ!!」
アタシは、冷めた声で武方さんに言うたあと待機部屋から出ていった。
武方さんは、やりきれない表情でぼうぜんとたたずんだ。
クソッタレのシングルのきょうだいにたらい回しにされるくらいなら、女ひとりで生きて行く方が気楽でいいわ…
アタシは、キャリアが全てで生きて行くと決意した。
