危険なキミの溺愛
色々投げ出して逃げちゃうって思ってる?



湊の口ぶりだと、自由と引き換えに腹を括ったって風に聞こえたけどな…。



ピンポーン。



チャイムの音にびくっとした。



「湊っ、誰か来たよ。元カノかな…」



部屋をノックする。



「あー…出てくれる?適当に追い払っといて」



ええっ??



声だけが聞こえ、部屋からは出てこない。



「私っ…無理だよ…」



「昨日あんま寝てないから…ごめん、寝る」



そうだった…ソファで寝たのは私のせい。



それにさっきのことで疲れたよね…。



「わかった。どうしても無理なときは助けてね!?」



寝てしまったのか返事はない。



今朝みたいにまた怖い女の子だったらどうしよう…。












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