お転婆魔女は性悪イケメン男子に恋をする
春稀side



「くっそ!」



どれだけ頑張ってもバリアが壊れない。



凛、お願いだ。



無事でいてくれ。



「永野、どいて」



「は?」



「全員の魔力でバリアを破壊するわよ!3、2、1」



「「破壊」」



バリーンッ



魔法族の息の合った呪文でバリアが割れた。



「永野...いや魔王。月華様を救って」



言われなくてもそのつもりだ。




俺は黙って頷き走り出す。



< 379 / 473 >

この作品をシェア

pagetop