モデル彼氏とお姫サマ☆






李斗があたしの顔を覗き込む。


あたしの…お兄ちゃん。


雨音 昴
アマネ スバル


3年前まで、天才少年ダンサーとして業界では結構有名だった。


いつも踊っていた。


そう、今日李斗が踊っていたこの場所で。


あたしはそんなお兄ちゃんが大好きだった。



「そうだよ…。」



あたしは李斗の方に視線を移す。


瞳に写った李斗の表情は、信じられないとでも言いたげだ。







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