モデル彼氏とお姫サマ☆

ドキドキさせないで







「………。」


「………。」



沈黙が起きる。


由香の言葉に、あたしは頭を悩ませていた。


確かに、あたしだって和馬の事は傷つけたくない。


けど…



「そんなの…約束できない。」



沈黙を破ったあたしの声。


由香は悲しそうに、だけど少し悔しそうに顔を上げた。



「な…んで。」


「だって、あたしは李斗が好きだから。」







< 456 / 583 >

この作品をシェア

pagetop