モデル彼氏とお姫サマ☆
あたしの頬に、雫が伝う。
李斗のカッターシャツが、しょっぱい水で濡れた。
「ぐすっ……なんでよぉ。」
あたし…もしかして泣いてる?
思わず声が漏れて、やっと気がついた。
自分が、泣いている事に。
「泣いてもいいじゃねぇか。」
その言葉に、どんどん涙が溢れる。
慌てて止めようとしたけれど、久しぶりの本気の涙は止まることを知らない。
そして、気付いたんだ。
本気で流す涙には、こんなにたくさんの感情がつまってるんだって。