人魚のお姫様
その刹那、エラの足がふわりと白い光に包まれる。その光が消えた時、エラの足は人間のものになっていた。まだ体は濡れている。

「真実の愛のキス……」

ディランは顔を赤くし、エラを見つめた。エラは照れ臭そうに笑う。

「もう、気持ちを誤魔化しません」

ディランとエラは、何度も唇を重ねた。





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