23時41分6秒
強い後悔で頭が重くなり、体を壁へ預けた。
その反動で、一瞬開いていた日記帳を
押さえる右手の親指の力が抜ける。
再び指に力を入れた時、
最後のページが開かれていた。
白猫の絵が描かれていた。
しっぽの生えた胴体の上に描かれた顔は、
母にそっくりだった。
気持ちが悪くなり、日記帳を壁に
思いっ切り投げつけた。
マリーの怒った鳴き声が、
聞こえたような気がした。
壁に当たった反動で、最後のページが
ちぎれ、足元に落ちる。
白猫が、不気味な笑みを浮かべながら
こちらを見ていた。