逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
「じゃ、改めて友人としてよろしくお願いします。」
微笑み合った。
いつぶりだろう。
誤解がとけて、ギスギスしていた空気が友人という関係とはいえ話しが出来るようになった。
私も言いたいことは言ってやった。

「友人…。ハグやキスは…。」
さっきまで怒られて、垂れ耳わんこだったのに。

「蓮さんの辞書には、友人にキスはオーケーなのですか…。私の辞書にはありませんね。
友情は不成立というこ。」

「ハグキスはオレの辞書にもありません!
友情成立ということです!。」


あまりにおかしなやり取りにお互い笑い合えた。


そして、少しだけ綻びが解けたような気がした。
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