逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
「残念ながら…。交際を申し込まれは何度かあったけど、踏み切れなかった。」

「よかったぁ。ギリギリ危なかったな。お兄さんのおかげだな。色々情報もらってたから。
芽衣、もうオレが最初で最後の男でいいよな?」

「はい…。よろしくお願いします。」

満足そうに微笑む彼。完全に彼のペースだ。
まあ、今日くらいはいいか。
明け方まで二人の時間を取り戻すようにずっとくっ付いていた。

午後、ニューヨークの街をデートして、夕方の便で日本へ戻って行った彼。
忙しい中、お祝いプロポーズに来てくれたのかと思うとうれしくなる。

離れてから、結局やせ我慢していたということになるのかな。
でも、色んなことに挑戦も出来たし、彼の存在も再確認した。
今後は私がしっかり脇を固めて彼と歩んでいきたい。



彼と出会って、10年なんだな…と思った。
私は全く憶えてないけど。
そう考えると、結構頑張ったんだなあ、蓮さん。
愛されてるなぁ、うん、悪くない。

これまでの事を思い出し、これからの幸せを思い描いてニューヨークの街を歩いた。
< 202 / 213 >

この作品をシェア

pagetop