逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
コーヒーとサラダ、簡単なスープを作った。

「豪華なモーニングだ。芽衣の作ったスープ美味しいよ。」

「パンも焼きたてで美味しいです。今日仕事は?平日ですよ。」

「出張帰りだから今日明日は休むつもり。まあ、メール対応くらいはするけど。
芽衣は体調は大丈夫?」

「ええ、いっぱい寝たらスッキリしました。もう大丈夫です。」

「そっか。なら良かった。元気ならデートしようか。芽衣が彼女になって、デートまだしてない。」

「そういえば…。といっても、どこへ?」

「そうだな。山とか?登るのは無理だろうけど、 ロープウェイ使って良いところがある。」

「ふふ。行こうかな…。」

「行こうよ?」

伺ってくる彼はなんだか可愛いかった。


用意をして、地下にある彼の車に乗り、一時間程の距離をドライブした。

助手席に乗れるのは彼女の特権だろうか。
運転する横顔が綺麗で見とれてしまう。
いくつか年上の彼は年齢以上に落ち着いてるようにみえる。
時々子供っぽいけど。

「何、人の顔見てニヤついてるんだよ。」
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