見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
それを聞いて、私は彼なら、自分が今している仕事を任せられるのではないか…と思った。

繊細で敏感な彼なら、私でも気づかなかったことに気づいて、社員をサポートしていけるのではないか…と感じた。


ただ、彼は商品管理部できちんと仕事をこなしている。

真面目で数字にも強く、細かい部分に気もつく…と、上司の大橋さんからは太鼓判を押されている。


そういう人を急に異動させて、自分の後任になど出来る筈がない。
第一、そんな権限は自分には無い。

だから、先ずは初めに千之さんに話を聞いてもらいたい…と思い電話をしたのだ。
彼なら何か、いいアイデアを持っているのではないか…と思ったから。



話を聞いている間、千之さんは沈黙を保っていた。
言葉も挟まずに聞いて、聞き終わってから、「分かった」…と一言言い放った。


「この件については、俺の方でも調べてみる。人事の権限は俺にある訳ではないし、そもそも俺が口を出したらまずい件ではないかとも思う。
ただ、琴音の後任はいずれ必要にもなると思うから、その適任者を琴音自身が探していると言えば、人事も多少は考えてくれるかもしれない」


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