見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
秘書課からの参加者は、主任秘書の堂本(どうもと)さんの他、各部署の部長秘書が一人ずつ参加。そして、何故か役付きの副社長までが、やっぱり名前を書いていて___。


(本当に、まさか参加するの!?)


だったら、自分は不参加で…って、そんなバカなこと、出来るわけないじゃん!


(ああ…本当に…?)


これって、もう逃げ場ない…って意味だよね。
もう腹を括って、対峙しないといけないってこと?

あの時のことをきちんと謝るように…って、神様が言ってるようにしか取れない。
私は、時が経てば過ぎたこととして忘れてしまえる…と自分では踏んでいたのに。


(もう諦めて、副社長に謝らないとダメか…)


介抱してもらったのに、何があったのかを確かめもしないで逃げてしまってごめんなさい…と。
どうして私、下着姿なんかで、しかも副社長に抱き寄せられる様な格好で、眠ってしまってたんでしょうか…って、聞かないとダメ…ってことだよね。


はぁー…と深い溜息がこぼれる。
どう足掻いても、もう逃げておくことなんて出来ない。


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