くちびるが忘れない
余計な事考えてたら手が全く動いてなかった


その後集中して部長が退社する6時になんとか間に合わす


「ご苦労さん。結城さんは仕事が早くて助かるよ。なぁ~矢野君」


部長から受け取ったデータをチェックしていた課長が顔を上げた


だ~か~ら~何で睨んでくるの?


「そうですね」


またそれだけ?


期待もしてないけど一言ありがとうぐらいは…


ないか


「何か結城さんに土産でも買ってこいよ。矢野君」


部長!余計な事を!


ほらぁ~ますます睨まれてるじゃん


慌てて挨拶してデスクに戻った


さぁ~今度は昨日の続きを…


頑張れ☆奈生


翌日課長が無事?出張に行ってくれたおかげでやっと通常業務に戻れた


部内も平和


課長がいるとピリピリした空気になるもんね


木曜日定時で退社出来た私は久々に飲みに行く


珍しく美穂と颯太と3人でちゃんこ屋さんへGO


寒いからねぇ


「奈生~荒れてるね。ピッチ速すぎ」

『颯太。うるさい!』


女27歳


無性に飲みたい夜もあるんだよ


「最近忙しいもんねぇ~全然遊べなくて寂しいよん」


ほろ酔いの美穂がギュッと抱きついてくる


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