王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



芭瑠くんのご両親……。

そういえば、会ったことないような……いや、もしかしたら小さい頃会ったことあるような……。


「えっと、芭瑠くんのご両親って今わたしがここに住んでるってことは知ってるの?」


「うん、もちろん」

「は、反対とかって……」


「されてないよ。むしろ賛成してるんじゃない?」

「え??」


「……僕が芙結のそばにいられるなら何でもするって条件出してるくらいだし」


何でもするって、条件って……?
なんか引っかかったけど、そこからあまり深くは聞けず。


「当日は僕もいるし柏葉もいるから。
何も不安になることないよ。可愛い芙結は僕の隣でにこにこしてればいいだけだから」


そう言われても……。

マナーとか何もわかってないに等しいし、しかも芭瑠くんのお父さんの会社のパーティーって。


企業関係の人とかたくさん来る中で、わたしみたいな普通の女子高生がいたら場違い感すごいじゃん……。

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