王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「まさかこのヒールのせい?」
「……やっ、えっとわたしがここから逃げようとしたとき、窓から出ちゃって。そのときグキッてなっちゃって」
元をたどってみれば、窓から脱走をしようとしたわたしが悪いんだけれども。
すると、芭瑠くんが再び大きなため息をついた。
「はぁ……柏葉のやつ。
芙結に怪我でもさせたら容赦しないってあれだけ言っておいたのに」
「え、えっと柏葉さんは悪くなくて、窓から出たわたしが悪いわけで……っ」
「でも芙結から目を離した柏葉の責任でもあるよね。それで芙結にこんな大怪我させて」
「大怪我なんて大げさだよ……っ!」
「首飛ばしてもいいくらいだけど」
「柏葉さん悪くないのに首飛ばしちゃうなんて可哀想だよ」
必死に大丈夫ってアピールするけど、芭瑠くんはあまり聞いてくれなくて。
「可哀想でもなんでもないよ。
僕の大切な芙結に怪我させたんだから」