心理学者と夢占い
心理学者とOL
とある町にある「夢相談所」。ここは、名前の通り、見た夢のことを相談できる場所だ。

この夢相談所を開いた心理学者の浅中 小夢(あさなか こゆめ)は、隣にある家の布団の中で目を覚ます。

サラサラとした黒髪のセミロングの髪に、青い目が特徴の女性だ。

小夢は、体を起こして伸びをした。優しい光が、小夢の目を覚ます。

「……さて……」

小夢は立ち上がると、青いワンピースに着替え始めた。髪をハーフアップにし、青いリボンを付ける。

青には、心を落ち着かせる効果がある。小夢は、青色が大好きだった。

軽くメイクをし、朝食を作る。パンにマーガリンを塗り、トースターで焼いただけの簡単な朝食だ。

食卓に座った小夢は、トーストを口にする。トーストを食べ終えた小夢は、洗い物をして職場へと出かけた。……といっても、職場は、隣にあるのだが。

中に入り、小夢はいつも通りに準備をする。そして、早速、相談所前まで来ていた女性を、相談所の中に入れた。

女性にソファーに座ってもらうように促し、小夢は、女性と斜めになるように座る。

小夢は、心理学者でありカウンセラーだ。いつでも相手の話を受け止められるように、気持ちを切り替える。
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