恋の予言【短編】

☆☆

ダダダダダッ。



バン!



「聞いてよ、明人!」



ベッドの上でウトウトしていた尾崎明人(おざきあきひと)は、突然の事にとびあがった。


「な・・芳乃か。どうした?」


「あたし、そんなに幼く見える!?」


「えっ?」


明人はウーンと考えて、


「まぁ、お前小さいからなぁ。――中学生にでも間違えられたのか?」


「小学生よ!小学生に間違えられたの!」


芳乃は顔を紅潮させた。

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