極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい
幸せの碧と白
あれから、あっという間に2カ月が過ぎた。

夏は過ぎ紅葉が色付き始めた10月の天気がいい朝。
「流星さん朝ですよ。起きてください」
いつもより遅い時間に起こしに行くと、珍しくまだ眠っていた流星さんを揺り起こす。
「んん…」
「流星さん起きてください。今日は大事な日ですよ」
目覚めはいい方なのになかなか起きない流星さん。今日は大事な日だというのに遅くまで起きてたからだとちょっと呆れる。私も付き合わされ寝不足だけど私にとっても大事な今日が楽しみすぎて早くに目が覚めてしまった。
二人で遅くまで起きて何をしていたのか?
それは聞かないで頂きたい。
頬が勝手に熱くなって、つい思い出しそうになって頭を小刻みに振った。

初めて一緒に眠った翌日。
私たちは正式に夫婦になった。
それだけで嬉しくて幸せだったのに、あの日以来、流星さんが信じられないくらい甘くなった。優しい眼差し、蕩ける笑顔、甘い唇、濃厚な…。
いやいや…思い出すのも恥ずかしい。
もう、毎日蕩けてなくなってしまうんじゃないかと思うくらい流星さんが甘々で、初めて見る流星さんに毎日私はドキドキしっぱなしだ。
勿論幸せすぎるくらい幸せで、茉子ちゃんたちに幸せオーラが半端ない!と呆れられるほど私は流星さんに愛され満たされている。
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