あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~
メイクもいつもの仕事用のメイクよりも少し色味がついた程度。

でも、先輩から週末の誘いが来てから毎日のお肌の手入れはかなり頑張った。

前日は眠れず・・・当日の朝は5時に起きてゆっくりお風呂に入って支度をしてから8時までかなり時間が余った。

そしてずっと時計とにらめっこをしたまま7時40分。私は我慢できずに自分のアパートの前で携帯電話を握りしめて立っていた。もしかしたら先輩が迷子になるかもしれない。そしたら連絡が来てもすぐに出られるようにしないとと着信に気づけるようにしている。

7時50分。
何度か見たことのある黒の車が私の前に止まった。
ゆっくりと私の前に停まる。

私が勝手に車の扉を開けていいかどうか、助手席なのか後部座席なのか悩んでいると先輩が運転席から降りて来た。
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