★【純愛DAYS〜最終話☆光里と誠実〜】
“ えっ、かっこいいじゃん ”



ちょっとした変化に気づくけど…
恋ではなかった。



しかしちょっとした優しさは、
気にはなってしまった。



この頃、
みんなして“男性品定め”が起きているウチのクラスの女子たち。



圧倒的な人気だったのは…誠実だった。




優しい…かっこいい…
そんな噂があった中、私も誠実に1票入れた。






『ありがとうっ♪』

『できなかったらまた言って…』

『うん♪』



しかし、
恥ずかしいから自分の手で作成しようとする手前…


誰よりも早く、
誠実の手作りオルゴールが完成に近づいている。



『早くない?』

『お前、早いな…』



みんなからも、先生からもそう言われてしまっていた。

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