★【純愛DAYS〜最終話☆光里と誠実〜】
聞いたことありませんけど…。


でも…この時、
今までにないほどに気になってしまったの。


隅っこのテーブルで、
笑う誠実を見てしまったばかりに…



いつも笑わない誠実が数人と笑い合う彼を。


あー、あんな表情して笑うんだ…って。


何、意識してるんだろう…



そう思っていた時だった、

誠実と目が合ってしまった。



私はすかさず目を逸らしていた。



私、
誠実の親友の悠樹くん、この頃から好きだったのに……



21時を過ぎて、
帰る間際……





『光里♪ じゃあな…』



声をかけられる後ろにいたのは、
誠実だった



『あっ…。日向くん…。またね』





クラスのクリスマスパーティーは終わり、
家に帰るまでひとりぼっち


その間も気になってしまった後ろには、
友達とまだ笑い合う彼を見てしまった。



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