彼と彼女の甘い秘めごと



「その代わり夜は寝かさないから」

「…へ…?」

「最近紗和忙しそうだったし、俺も仕事落ち着いたし…さ」



――…よく知ってる。



高校生の時より格段に深みを増して、艶やかさも伴って

わたしを何よりも愛し続けてくれる、彼。



「紗和、今晩抱いてもいい?」

「うん。抱いて」



はじまりの情炎に、馳せる想いは

日々、愛しく膨らんでいく。

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