極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な愛し方


「駅で落としたのって大事な物だろ? 泣きそうな顔してたから手が届いた時すげーほっとしたんだけど」



手紙とメールだけのやり取りだったのに、ずっとそばにいて寄り添ってくれてたみたいなセリフ。
そして最後はこんなに優しい顔で笑うなんて。



「……うん。実はあれすごく大事なノートの鍵なの。だからあの時、すっごく嬉しかったよ。ナツ君にまた会えて、今だってすごく嬉しい」



やっと素直に、ほんとの気持ちが言えた。



「そっか、ならよかった」



頭をよしよししてくれたけど、手の大きさにびっくりしてる。



「じゃあ協力する。流行りの服とか、ポーズ、表情くらいなら力になれると思うけど。男を描くのが苦手なら俺のこと参考資料にしてよ」



ビックリだ。なんでそんなことまで知ってるんだろう。

< 31 / 89 >

この作品をシェア

pagetop