極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛

「ほんとにそう? もっといろいろあるんでしょ。蘭がなんでも聞いてあげるっ!」



そんなこと言われたら、悩みを打ち明けずにはいられなくなった。



「じゃあ言うけど……爽やかでクールな芸能人、青山一佳のイメージと全然違って結構意地悪なんだ。退屈しのぎみたいに毎日からかってきて、私のカチコチな反応みて楽しんでるんだよ。しかもそれで狼狽えてることを、なんかわかんないけど相馬君に気づかれちゃってるし」



ナツ君からは暇潰しのおもちゃにされていること。
それに対していちいちうろたえて情緒不安定でいたからか、相馬君に「雰囲気が変わった」と問い詰められたことを話した。

 

進化形の壁ドンもベッドに引きずり込まれるのも、あっちにとっては何でもないことかもしれないけど私にしてみたら事件レベル。


いつも距離が近いからナツ君のいい匂いをもらっちゃって、彼氏ができたんだって相馬君に勘違いさせてしまってる。
平和だった日常がひっくり返ってこっちはちょっと涙目なんだから。



だけど蘭ちゃんはなぜか笑いを堪えながら、そんな私の頭をよしよししてくれた。


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