極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛

公園の一角に手際よく簡易的な作業場ができて、カメラのセッティングなんかをしている間にナツ君はメイクやヘアスタイリングなんかを済ませていく。



片桐さんは編集さんと打合せしてて、私とお姉ちゃんは飲み物や軽食、取材なんかの準備。



いつでもかっこいいナツ君だけど、メイクをしたらさらに光を集めるみたい。



髪は少量ずつ繊細に巻かれて、緩やかなウェーブが顔周りに流れていく。
小顔が際立ち、シャープな横顔に目を奪われる。



でもされるがままなのがちょっとかわいいし、ちらりとこっちを見て無邪気な笑顔を送ってくるのはあの頃のナツ君のまんま。



すらっとした背筋、男の子を意識させる肩幅と背中。春のキレイめコートをさらっと着こなす長い手足。きちんともカジュアルも何でも着こなしてしまう。ナツ君はプロなんだ。



家にいる時とは全然違うお仕事モードの顔。
自然光の下でカメラマンさんの要望に応えながら、求められる姿を何パターンも撮っていく。



自然にこなしているけど、簡単なことじゃないはず。ナツ君て……いや、青山一佳ってやっぱりすごい。



スタッフさんもみんな楽しそうだし、ナツ君に気づいた人たちもキャーキャー騒ぎ出した。
ほんと、一瞬でみんなの心を掴んでしまう人なんだね。



やっぱり住む世界が違う人なんだなって、ちょっとだけ寂しい気持ちになった。


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