君に恋するのは危なすぎる
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「......詩乃......?

まだ....起きないの?」

「......っう......あと5分だけっ......」






「......あー、可愛すぎだろ」




いつもとは違う優しい声が私を包み込む。


............わたし凄く今幸せ......


だからもうちょっと夢を見ていたい......





「......詩乃、起きないとキスするよ?」



耳元で囁かれた声は
寝ぼけたわたしの脳には届かない。



ボヤーっとする視界のまま
目を覚ます。





「...........っ!?!!!!」

「......あ、起きちゃった」




朝から目を開けるとわたしの目の前に、
恭也くんの顔があった。


それはもう、お互い息が伝わるほどに近い。





「なっ、なにして......っ!!」


「うーん、詩乃が起きないから?
はい、起きたなら早く準備して」


「......っ!!」



ケロッとしている恭也くんは、
意地悪に笑って
そのままわたしの部屋をパタンと出ていった。

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