あなたと・・

潜在意識①


『 誰だ。お前は? 』
と、いきなり
彼女がベッドに座った。

彼女の目は閉じられたままで
彼女の口からでる言葉は、
彼女の声とは程遠い
野太い声で
まるで・・男性のよう・・だ

俺は、
「松田さん?」
と、声をかけると

再び・・・
『まぁ、こいつではある
だが、こいつではない。』
と、あの声が言った。

「それは?」
と、いうと


『お前では、ない。
こいつにとって大事なのは。
出ていけ』
と、言われ

俺は、病室から飛びだした。



しばらくは、胸がドキドキした。
さっきのは、いったい・・・・・


だが・・・・

お前じゃ・・・ない・・・か・・・・

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