あなたと・・
共に生きる

翌朝
塁は、目を覚ますと
蒼と浩介に挟まれて寝ていて
驚きと共に
嬉しくて
浩介と蒼の手を握った。

「塁、起きたか?」と、浩介
「おはよう、塁。」と、蒼

「おはよう。
こうちゃんとママが、
一緒にいてくれて、嬉しい。」
と、ニコニコしながら
言う塁。

蒼は、朝ご飯の準備にキッチンへ

浩介は、塁に
「なぁ、塁?
俺が、ママを好きになっても
いいか?」
「うん?ママを?僕は?」
「塁の事は、知り合ってから
ずっと、好きだ。」
「うふっ、僕も好き。」
「そうか、良かった。
俺は、塁もママも大好きだ。
それで、塁と蒼を俺の家族に
なって欲しいと思っているんだ
家族になってくれるか?」
「家族って?
こうちゃんが、僕のパパに
なるってこと?」
「パパか?そうだな
父ちゃんになると言う事だ。
いやか?」
と、訊ねると
「嫌じゃない、僕は、こうちゃんが
いや、父ちゃんが大好きだから
ずっと、一緒がいい。」
「そうか、ありがとな。
じゃ、塁は
中津川 塁だな。」
「なかつがわ?わかった。」
と、言いながら
「ママっ?僕ね
なかつがわ るいになるんだよ」
と、キッチンにいる蒼に
報告している

蒼は、
「塁とママと浩介さんと
ずっと一緒に、幸せになろうね。」
と、言いながら塁を抱きしめると
二人事、浩介が抱きしめたから
塁は、苦しいといって
三人で笑った。

朝食を食べて
浩介は、婚姻届を取りに行き
記入し、保証人欄を養成学校の
講師に頼み
蒼の所は、亮に頼んだ。

みんな喜んでくれて
やっと、ですか、とか
やりましたね、とか
浩介さんが、結婚?とか
騒いでいた。

記入が終り
蒼に
「一緒に行くか?」
と、訊ねると
「はい。」
と、言うので
塁と三人で
婚姻届を提出に行った。

「おめでとうございます。」
と、職員さんに言われ
蒼は照れていたが
塁が
「ありがとうございます。」
と、言ったので
みんな笑ってしまった。

蒼達は、
浩介の部屋に移り
蒼達の家は、空のままにした。
将来の為に。

浩介の所有であるため
問題はなかった。

浩介の部屋は、蒼達の部屋より広く
4LDK
塁の部屋、寝室、クローゼットの部屋
浩介の仕事部屋、客室
寝室は、広く
蒼のドレッサーや
クィーンベッドがあるが、
まだ、ゆとりはある。

蒼は、光斗に話してなかった
両親からの資産を浩介に話すと
「塁の為に使ったら?」
と、言ってくれた。

本当に、優しくて
大きな人だ。

亮を始め、スタッフの人達からの
お祝いで、写真館での撮影の
チケットを頂いたから
三人で写真を撮った。

蒼のドレス姿は美しく
塁のスーツ姿は、かっこ良かった。

浩介は、本当に幸せだった。

まだ、蒼を抱いてはいない。
亮が、見ますから
と、言ってくれたが
塁が、夜、落ち着いてからに
しようと蒼と話したのだ。

塁は、だんだんと夜泣き?の時間が
短くなっていた。

まったく、ない日もあるが
塁は、来年小学生になる。
それも、不安の一つだろう。
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