あなたと・・

桜が、一才になり
塁は、三年生となった時

亮さん達から
お花見に誘われた。

この一年で
蒼は、養成学校のスタッフと
なんとか話せるようになった。

男性陣だけは
浩介がいないと無理だが
女性の方達とは、亮がいれば
話せるまでに。

男性→5名
浩介さん、亮さん、さくやさん、
こうじさん、ひでさん
(浩介さんは、抜けたが)
女性→3名
みつきさん、さやさん、あつこさん

蒼としては、
自分の為に仕事以外に
塁の面倒を見てくれたり
浩介が自分についている間に
仕事を変わってもらっていたのに
一人で会うことも出来ずに
申し訳ない気持ちで
いっぱいだったが
みなさん、そんな私に
優しくて、本当に感謝の気持ちしか
なかった。

足立先生とも、やっと
話せるまでに回復して
浩介さんとの入籍したときに
お祝いを頂いたお礼も
自分の口から言えて
ほっとしていた。

足立先生は、
「頑張りましたね。
だけど、無理せずに
あいつをこき使えば良いですよ。」
と、笑いながら言ってくれた。



浩介さんと一緒に
塁が桜の手を繋いで
ゆっくりと歩いていく。

人があまりいない場所に
してくれたみたいだが
それでも、回りには、
お花見に来ている
数人の老若男女がいて
浩介さんも警戒してくれていた。

亮さん達がついたと連絡きて
浩介さんに荷物運びを手伝うように
言うが、私を心配して動かないから
女性のスタッフの
みつきさんが来てくれたので行かせた。

すると、桜と遊んでいた塁が
「トイレに行ってくる。」
と、言うので、みつきさんが
連れて行ってくれた。

みつきさんも、
私を置いて行くのを
心配していたが
塁が心配だったので
お願いして
私は、桜を膝にのせ遊んでいた・・・・・
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