過ちの傷跡 短編小説
止めたもの
私は・・ゆっくりと手にカッターをむける





どこかで聞いたことある・・





手首を切り落とす勢いできらないと・・





本当に死ねないらしい







恐怖なんて感じない





けど・・





溢れ出る涙は止まることをしらない





「さよなら・・短き人生」




カッターをぬけたその瞬間だった






私の頭の中を思い出が駆け抜けた




さっきまで死にたいと考えていた





私を止めるように




思い出は流れ続けた
< 11 / 18 >

この作品をシェア

pagetop