最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
両腕をあたしの首の高さで持ち上げると走って来た。

何だ殺されんのか...あぁ。頭がボーッとする。
殺される?...誰が、誰に。

洸「藍、藍!」
藍「カハッ...ぁあ゙...んぁ゙」

和真の手首を掴んで離そうとしてもヤクのせいで力が入らない。

ードカッ。

藍「ゲホッ」
龍「藍!」

洸の足が和真の顎にクリーンヒットして倒れた。
あたしもよろけたが龍斗が支えてくれた。

東「藍ちゃん、この人は─」
藍「いや、見逃す。あたしはここに帰らない」

もう一度和室に荷物を取りに行った。
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