俺様御曹司の専属メイドになりました

一緒に星を見たいのは

お風呂では女子たちが恋ばなで盛り上がっていた。

「私は鈴木が好き」

「えー!どこがいいの!?」

「可愛いじゃん?」

「何それっ!」

こんな風に恋ばなしてみたいかも。

「そーだ!芹沢さんは藤堂くんとどんな感じなの!?」

いきなり話題を振られて溺れそうになった。

「バスとかめっちゃ仲良かったじゃん?」

「ねー!どうなの!?」

どうって言われても。

「……普通だと思う」

「あれが普通なわけない!!」

「藤堂くん、絶対芹沢さんのこと好きだよ?」

「うちらと明らかに態度が違うもん」

あちこちで色々言われた。

だけど、そんなの思い込みだと思う。

響はあたしの好きな人知ってるし。
< 124 / 247 >

この作品をシェア

pagetop