コーヒーのお味はいかが?
そんな煌樹と入れ替わるように、今度はお父さんが帰ってくる。


「来てたのか」


親子揃って、同じことを口にする。


「ご飯、ちゃんと食べてるの?」

「あぁ。適当に食ってるさ」


疲れたように、お父さんはドカッとソファに座る。


「結可。母さん、元気か?」


お父さんの言葉に、こないだお見舞いに行った時のお母さんの様子を話す。


「まだ、食事は取れてた。でも、体力はだいぶ落ちてる」

「そうか」

「・・・会いに行けば?」


お母さんのことを、気にしていてるお父さんに問いかける。


「会いになんて行ったら、母さんに怒られる」

「怒らないでしょ」

「怒るさ。母さんは」


何かを思い出しているかのように、お父さんは懐かしそうな表情を浮かべる。

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