世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ



こ、これにしよう…!!

白猫のマグカップも1つとってカゴの中へ。




それから食器コーナーで食器とコップを見て、5人分をカゴの中に入れた。




これで、みんなで同じ食器を使える。




私たちは今までみんなで過ごしていて、みんな同じ食器を使ったことがなかった。だいたい食器の種類はバラバラで、コップも形や大きさが違うものばかり。




詩優はもともと一人暮らしだったからそれは仕方の無いことだし、住まわせてもらってる私も何か言うことはしなかったけど…なんとなく寂しいような気がしていた。




だから、この際だから同じ食器とコップを揃えよう。




「それ持つからかして」




突然詩優の声がしたと思ったら、手に持っていた買い物カゴを奪われた。




買い物カゴを私から奪った詩優を見ると、両手にカゴを持っている状態だった。
詩優が持っていたカゴの中にはたくさんのスリッパ。詩優はスリッパを見に行くと言っていたから、いいものが見つかったんだろう。


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