世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
新体制




花莉side



空木さん(姉)に宣戦布告されてから、戦いが始まった。



朝、詩優と2人で学校に登校すると昇降口のところで空木さんが待ち伏せ。
そして詩優を見つけると笑顔で駆け寄ってきて、必ず話しかけてくる。




「先輩っ!!おはようございます!!今日もかっこいいですね!!!」




私は急いで履き替えて、詩優の腕にぎゅっと抱きついてから




「詩優はいつもかっこいいよ…っ!!」




空木さんに負けじと詩優を褒めてから彼の腕を引っ張って教室へと連れて行く。




空木さんが詩優に会いに来るのは、それだけでは終わらなくて…。
朝のホームルームが終われば空木さんが教室に来て




「詩優先輩っ!!お弁当作ってきました!!!今日こそ受け取ってください!!!」




そう言いながら詩優に手を振る。
私は詩優をぎゅっと抱きしめて。




「だ、だめっ!!!詩優は、私の…あ、愛情込めて作ったお弁当食べるのっ!!!」




空木さんに大きな声で言った。
その時、詩優が笑っていたような…気がする。



< 345 / 839 >

この作品をシェア

pagetop