世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ









少し暑い気がして目を開けた。
ここは、寝室じゃなくて自分の部屋。




あの出来事が夢じゃなかったんだ、って思い知らされた。




寝ちゃってたんだ。っていうか、暑いし、なんか…重い?
ゆっくり起き上がってみると、なんと……。




私の布団の上に、見たことがある掛け布団が重ねられていた。
この掛け布団は、引っ越す前の詩優の部屋でよく見ていたもの。彼の布団だ。




…なんで……。
詩優、ここに来たってこと…だよね?




きょろきょろと辺りを見渡すけど私の部屋に詩優の姿はない。




今何時だろう。
そう思ってもスマホも時計もない。時間を確認するには……リビングに行かなくては。そこには時計もあるし、私のスマホもあるだろう。





…今日、学校だから……もしかしたら先に行っちゃったのかな。





ベッドからおりると、音を立てないようにゆっくりドアを開ける。





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