道。_君がくれた道しるべ_ ~Blue Berry短編集~

幸せ……だった…?


山田 Side

ここは、どこだろう。
明るい音楽が流れてる、人がたくさんいて、右手には何かを握ってる感覚。

すみれ「なに、ぼーっとしちゃってんの?笑」
亮平「……す…みれ?」
すみれ「え!そーだよ!!亮平、どーしたの?」
亮平「ここは…?」
すみれ「ディズニーランド!二人できたじゃんか~!笑、大丈夫??」
亮平「俺......」

俺は......。まぁ、いいか。
こんなに楽しいことがあるなんて、夢みたい。
俺、出かけられてるし。
このままずっと、すみれと居れればいいのに…。

すみれ「ねぇ、亮平!次あれ乗ろ!」
亮平「はいはい笑」

いつも以上にはしゃぐすみれ。
2人で色んな話して、食べて、遊んで、こういう時が1番楽しいんだなって…。

すみれ「亮平、このポップコーン美味しいよ!」
亮平「ふはっ…笑。お前、ついてる…笑」

ほっぺについてるポップコーンを手で取る。
どこまで手が焼けるんだか…笑。

すみれ「ば、ばかっ……///」
亮平「ふはっ……笑。照れすぎじゃね?笑」
すみれ「うるさいなぁー笑」

ちょっと恋人らしいことをやっただけでこれなんだ…笑。

すみれ「亮平亮平!!ここで写真撮ろ」
亮平「え?ここで!?」
すみれ「そー!ここ!!」
亮平「こんなとこ?」
すみれ「え!亮平知らないの!?今、流行ってるよ?笑」
亮平「悪かったなぁー、知らなくて…笑」
すみれ「いいから早く!」
亮平「わぁーったよ笑」

いわゆる、カップルがよく撮るやつだよな?
インスタ映えってやつ?
いっぱい撮って満足らしいっすよ…笑。

すみれ「はぁーーー、お腹いっぱい!幸せ〜♡」
亮平「よかったな!笑」
すみれ「うん!だって、亮平といるだけで幸せなんだよ?」

2人で夜の園内を歩き回る。
綺麗な風景。隣には可愛いすみれ。俺、幸せだな。このまま、時が止まればいいのに。

すみれ「ねぇ、亮平」
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