ワケあり男子
「あの家ってどんな人が住んでるの?すごく大きいよね」



「家?あ…あれな、マリモんち」



えっ、そうなんだ?



ってことはふたりは隣の家に住んでる?



「家も近くて学校も同じ。仲良しでいいね」



「まーなー」



結局、話しながら駅まで送ってもらってしまった。



改札の前で律くんが立ち止まる。



「じゃあ、また明日」



「また…」



そう言いつつ、お互いその場を離れない。


名残惜しいってこういうこと?



まだ話していたいな…。



その時、律くんのスマホが鳴った。



電話かな?



このタイミングで帰ろう!



律くんがスマホを手に取った時、手を振り改札を急いで駆け抜けた。



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