蘭蝶 短編集
『なぁ、美玲』



「んー?」



『男と出かけるならどこ行きたい?』



やべ、ド直球に聞いちまった



「うーん。……水族館…とか?」



なんの詮索をすることもなく普通に答えをくれた美玲



そうか、水族館…か。いいかも。



『そうか、ありがとう』



「えー?なんで?」



『いや、湊とどこ行ってみたいのかなーと思って』



「ん…?湊?なんで、湊…?」



…そうだった。コイツ、まだ自分の気持ちに気づいてないんだった…。



『なんとなく。』



「ふーん?」



それ以上はなにも言ってくる事なく組についた為二人でいつものように奇襲を仕掛けたのであった



勿論、圧倒的な大差をつけ潰した。


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