もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】






っよし!こんだけ祈ればもう大丈夫かな!





覚悟を決めて目を開けると、貼り出された新クラス表が目に飛び込んできた。




「やったー!一緒だー!」



「うわっ担任最悪なんだけどー!」




そんなみんなの一喜一憂する声の中、一組から順に自分の名前を探していく。






早見紗英、早見紗英、早見…






あ。あった。






「あれ、また一緒じゃん。紗英」





ちょうど隣にいた彩心が私を見てふっと笑った。






やっ…






「まじで!?あ、ほんとだ!やったー!」



「ちょっ抱きつかないで暑苦しい!」





私も彩心も、同じ2年3組だ!







…さて、問題は…






そろりと男子の名前に視線をうつしたときだった。






「あれ、一緒だ。これって運命?」





< 116 / 537 >

この作品をシェア

pagetop