もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】




かっ!



可愛くなったし……可愛くなったし……可愛くなったし…(エコー)




思わず固まった私の頭から手を離した京星くんが、横道を親指で指した。





「じゃ、俺こっちだから。また明日な」



「あ…うん。また明日…」





どこか気怠そうに歩いていく京星くんの背中から目が離せない。




初恋の人からの『可愛くなったな』の破壊力、計り知れず…





ここが自分の部屋だったら絶対枕に顔押し付けて、ジタバタ暴れてる。





「~~~~っ!!」





生きててよかった!!





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