もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「紗英ーっ!そろそろ行くー?」
その時、クラスの入り口から莉加に呼ばれた。
逢田莉加。女子バスケ部。
体育館で体育の日は、ちょっと早く行ってバスケをするのが恒例になっている。
勉強は嫌いなんだけど体育は好きなんだよね。
「行くー!じゃぁごめん彩心、先行ってるね?」
「いってらー」
優雅にパックのカフェオレを飲みながら頷く彩心。
立ち上がって、食べかけのお弁当の蓋を閉じた。
今日はなぜかあんまり食欲がなくて、残してしまった。
まさか早めの夏バテ?