もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】




「だ、だって、ハヅキ別にそんなことは言ってなかったよ!?」



「いや言ってるでしょ、ほぼ」




なぜか直接聞いた私より、間接的に聞いた彩心の方がハヅキのことを分かってるっぽい。



そっか、そうなんだ。ハヅキ、なんでか全くわからないけど私に彼氏がいると思ったんだ?だから私のこと避けて…





「…で、なんで避けんの?」



「そりゃ好きな人に彼氏ができたら今までと同じようにはー…」



「え!?すっ、好きな人!?」






…彩心が氷点下の視線を私に向けた。





「ちょっと高橋くんが哀れすぎるんだけど」




「だ、だだだだって…、わっ、私もちょっと思ったけど!
でも、昨日はっきり聞いたよ?そしたら、ばかじゃん?って…」




「……ふーん。あ、変な雲」




「ちょっ私のことついに見捨てようとしないで!?」





< 458 / 537 >

この作品をシェア

pagetop