愛が重くて何が悪い!
まいにち。*カノジョside*
「悠音(ゆの)。
聞いてたより30分も帰ってくるの遅いけど、何してたの?」


家に帰ってすぐ、私の前に立ちはだかる許婚、璃汰(りた)。婚約済み。現在同棲中。


「ごめんね、普通に電車乗り遅れちゃって」
「なんで連絡してくれなかったの?死ぬほど心配したんだけど」


本当に心配そうに私を見つめて、眉間にシワを寄せる璃汰。
ほんとに、心配性だな…。
思わず口元が緩む。


「なんなの、GPSつけた方がいいの?
なんかあったらすぐ連絡してくれるって約束したのに」
「ごめんね?許して?」
「……スマホ」
「ん。はい」


私はポケットからスマホを出すと璃汰に渡す。
毎日恒例の、男の子と連絡取ってないかの確認。


うーん。端的にいうと重いんだよね。
ヤキモチ焼きだし、璃汰が知らないところで何かしたら怒るし、帰る時間とか家出る時間とか、出来る限りコミュニケーションはまめに取らなきゃ、泣いちゃうし。
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